プレスリリース

「UXシンポジウム沖縄2015」produced by CREATIVE ISLAND 開催レポート

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沖縄発のインターネットベンチャーである琉球インタラクティブ株式会社(本社:沖縄県宜野湾市、代表取締役社長:臼井 隆秀、以下「琉球インタラクティブ」)は、人間中心設計(Human Centered Design:HCD)関連活動を推進している特定非営利法人 人間中心設計推進機構(理事長:黒須 正明、以下「HCD-Net」)と共催で、2015年7月11日(土)宜野湾ベイサイド情報センターにて「UX(ユーザーエクスペリエンス)シンポジウム沖縄2015」を開催しました。

当日は事前登録した42人の参加者が集まり、「ユーザー中心のサービス設計の時代」というテーマのもと、UXデザインを基礎的な知識から学べる講演やサービスデザインについての意見・情報交換・質疑応答などを通して、人間中心設計という概念について理解を深めました。

イベントは、まずHCD-Net認定 人間中心設計専門家の坂田 一倫氏から「伝わる仕組みとサービスデザイン」と題したセッションが行われました。次に、会場の皆様も交えた“ライトニングトーク大会”を開催、UXデザインに関する考えや情報交換を行った後に、UX/HCDコンサルタント・研究者であり、HCD-Netの理事でもある浅野 智氏から、「UXのコトとモノ」というテーマで講演とワークショップが行われました。

▼ユーザーエクスペリエンス・アーキテクト 坂田 一倫氏
坂田 一倫氏からは、「正しくモノをではなく、“正しいモノ”をつくる」、「正しいモノをつくるために、『誰のために・なぜつくるのか?』を確認する」という根本的な問題に対し、考えるきっかけとして「人間中心設計」をご紹介いただきました。また、「伝える」ことと「伝わる」ことの違いを踏まえた上で、設計やデザインの対象にサービス全体を含めることの重要性や継続的に人間中心設計を行っていくことの必要性など、「伝わる仕組みを考えることは、想いを伝える先にいる相手の幸せを考えること」という視点で、サービス設計についてお話しいただきました。

▼ライトニングトーク大会
「私が考えるユーザー中心のサービス設計」と題したライトニングトーク大会では、会場の皆様も含め総勢8人が参加しました。参加者は、デザイナーやエンジニア、マーケッターなど、各自の異なるバックグランドを踏まえながら、自分の考えるUXデザインや実際にUXデザインを導入した事例などについて、5~10分間程度の短い時間でプレゼンを行い、意見交換や質疑応答を行いました。

▼人間中心設計推進機構 理事 浅野 智氏
浅野 智氏からは、まずは、「嬉しい」、「楽しい」といったユーザーの行動を観察し分析する開発プロセスを研究対象としている「UXデザイン」について、詳しく解説いただきました。合わせて、「良いユーザー体験を創出するには、人間中心設計(ユーザー調査と分析)がベースにある」という考え方や、実際にユーザーを知るための方法などについて紹介いただいた上で、サービスデザインを評価するため、「ユーザーの活動」と「目標に向かうための操作」を書き出してみる「構造化シナリオ法」に関する個人ワークショップを行い、UXについて議論を深めました。

■HCD-Netについて
HCD-Netは、HCDに関する学際的な知識を集め、産学を超えた人間尊重の英知を束ね、HCD導入に関する様々な知識や方法を適切に提供することで、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献します。あわせて経済の発展への寄与と、豊かでストレスのない実りある社会の実現をめざします。